キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ
今日は私と愁也の
付き合い始めて1年目の記念日。
愁也は、「今日だけは特別だから」と行って
お医者さんに無理を言って
一日限りの外出を認めて貰った。
「楽しみだなぁー」
そんなルンルンな気分で
私は愁也の病室に向かう。
エレベーターを降りた瞬間何だか
やけに看護婦さんやお医者さん達が
慌てて走っていて騒がしかった。
「先生!患者の容態が急変し
体温がどんどん低下しています!」
「すぐ行く!」
「・・・まさか、ね。」
そう思って私は恐る恐る
愁也の病室へ歩みだした。
そして私は信じたくない
最悪な光景を目の前にする……。
「しゅ……ぅ…や………?」