キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




私は今でもはっきり覚えてる。

思い出せなかった。

いや、
思い出したくなかった。

だから、それだけは
決して思い出さないようにと蓋をしたんだ。

「愁也が死んだことで、私が愁也の事を諦め、
婚約ができるとでも思ったのか?」

「……っ!!!」

─────ドンッ






「最低だな。」

私は、コイツを投げ飛ばした。
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