キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ
俺は周りのやつらに対して
笑顔で言った。
「その資料、俺が全部持っていくよ」
《ま…麻乃雲!?》
と、そこにいたやつら全員が
驚いたみたいで目を見開いていた。
そんなに俺がいたら珍しいのかよ。
「お前何しに来たんだよー」
「妃之羅様のエスコートだけは譲られないぜ? 」
「俺達が持っていくから良いぞ」
「お前は女子のところにでも行っとけ(笑)」
なんて、言いたい放題言い出す。
正直俺も、好きで囲まれてる訳じゃないんだが
勝手に決めつけられるのは
無性に腹立つのは代わりない。
「実行委員会の俺が、同じ実行委員会の人の 手伝いをしちゃいけないとでも?」
すると、全員がその場で固まった。
さすがにこれを言えば
批判する意味がなくなるしな(笑)