キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ
「嘘だと疑うなら、
この番号にかけたらいいよ」
そう行って俺は愁也さんから
かかってきた着信履歴を見せた。
「ふん。そんなことする必要もねーよ。
時間の無駄だ」
─────ガタッ
「帰る」
「君!まだ話は終わってないよ。」
「私は話す事なんてないから」
そう言う風咲は
椅子から立ち上がると部屋を出ようと
俺の真横を通りすぎた。
「風咲!」
風咲が部屋を出ようと
扉のドアノブに手をかけたその時だった。
─────ガチャ