キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




俺は電話をかけた。

【はい。岸本です】

「俺だけど、今すぐ迎えに来てくれる?
ついでに藍羅も一緒なんだけど…」

【妃之羅様に会えたんですね。
それは良かったです。
でわ、今すぐお迎えに回ります】

─────プツンッ、ツーツーツーツー

「藍羅、もうすぐだよ。
もうすぐで帰れるから…俺達、二人の場所に」

それから、10分後くらいに
岸本は迎えに来た。

< 159 / 207 >

この作品をシェア

pagetop