キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ

傍にいて…





─ 愁也side ─

「おかえりなさいませ、愁也お坊っちゃま」

「いい加減‘お坊っちゃま’はやめてくれよ(笑)
・・・ただいま。」

そう言って俺は、微笑んだ。
そして、俺がお姫様だっこ?をしていた
藍羅を見て井上さんが口を開いた。

「妃之羅様?」

「ぁあ、藍羅は寝てるんだ。
それより、いまだにみんなして
‘妃之羅’の名前呼んでんの?」

「はい。ご主人様もそう呼んでおられます」

「そっか。」

< 161 / 207 >

この作品をシェア

pagetop