キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ
─────ガチャ
俺は自分の部屋に入り
モノクロカラーの
大きなダブルベッドに、藍羅を寝せた。
「さてと・・・」
俺は立ち上がり、
部屋の入り口のすぐ傍にある
電話の受話器を手に取った。
そして、2番の番号を押す。
【はい】
「俺だけど。
夕食持ってきてもらえる?藍羅の分も」
【かしこまりました】
ベッドでいまだに寝ている藍羅。
俺、今でも好きだよ……………藍羅の事。