キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




うっすらと瞳を開いた。
そして、すぐ目に飛び込んだのは天井。

それは、私がとても見慣れているモノで
私は勢いよく起き上がった。

「ぇ。」

「ありがとう」

「いいえ。ではごゆっくり」

「あ。藍羅・・・起きたんだ!
こっちおいで?丁度今、夕食が来たんだ」

そう言って無邪気に笑う愁也。

私が、一番大好きな笑顔。

「愁也!!!」

久しぶりだね。
私が心の底から本当の笑顔になれたの。

私は勢いよくソファーに座っていた
愁也に飛び付いた。
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