キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「風咲?」

「・・・ぇ?」

私が見た夢と同じよう、
右手は誰かによって握られていた。
私の名前を呼んだ主の方を見る。

「麻乃雲…く…ん?」

「ん?」

どうして?
確か私が眠る時はいた。
手を繋いでたんだもの。
なら起きた時隣にいるべきはずなのは

「愁也は?」
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