キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「愁也さんがどうかした?」

「どうかしたもなにも
愁也はどこにいるの!?」

「ちょっと、落ち着いて!!!」

焦る私に冷静に応える麻乃雲君。
そして、私は今の現状に気付く。

「ココ…病院?」

私が目覚めた場所は昔入院していた
病室と全く同じだった。

「うん。なんか父さんに言われて
来てみたらココに風咲がいたんだ。」

「じゃあ、愁也は?」

「やっぱり愁也さん生きてたんだ。
俺は会ってないよ?」

・・・そんな。
愁也、どこにいるの?
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