キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ
─愁也side ─
「愁也さんがどうかした?」
「どうかしたもなにも
愁也はどこにいるの!?」
「ちょっと、落ち着いて!!!」
藍羅が目覚め、
玲斗に俺の事を突き止めようとする
藍羅の叫び声が病室の中から聞こえた。
「ココ…病院?」
………そぅ。
俺はあれから、すぐ
藍羅を県立の病院に連れてきた。
理由は、玲斗は気付かなかったが
藍羅は俺が死んだ後、二重人格になっていた。