キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




俺だと分かったからか、
藍羅はワンコールせずとも
すぐに電話に出た。

【愁也!?】

「…Σ ・・・ぅ、ぅるさいよ藍羅(苦笑)」

【愁也、今どこにいるの!?】

「どこに…って、藍…」

─────バンッ

「ちょ、風咲!」

「愁也!!!」

「わっΣ」

藍羅が勢い良く抱きついて来たから
あいにく、後ろに転びそうになった。
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