キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「ははっ。物分かりがいいね玲斗は」

嬉しい。

嬉しいけど、それと引き換えにムカツク。

俺は、唇を噛み締め言った。
悔しくて悔しくて…愁也さんの存在が、

「でも、風咲は愁也さんの事を…「確かに」」

「ぇ?」

「確かに藍羅は俺の事を
今でも好きでいてくれている。

俺が死んだ後も・・・」

途端に愁也さんの表情が険しくなった。

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