キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「確かに、一度は死んだのかもしれない。」

「でも、今オレの目の前に
存在しているじゃないですか…」

「心肺停止。」

心肺停止・・・?
ってことは。

「本当に死んだ訳じゃなかった…って事ですか?」

「あぁ。あの後俺は、
奇跡的に意識を取り戻した。

しかし、藍羅は俺が死んだと思った。
他の人達もみんな…
だから、俺はお父様に頼んだんだ。

死んだことにしてくれ・・・と。」

「じゃ、じゃぁ、この2年間は?」

「空白の2年間だったよ。」
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