キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「でも、俺はこの2年間
何もしてなかった訳じゃない。

ずっと、藍羅の事を見ていた。

君は…玲斗は知っていたかな?
あの子が、藍羅が二重人格って事を。」

「に、二重人格!?」

二重人格って、1人の人間の中に
2人の自分がいるって事…だよな?

本当に、そんな人いたんだ?

・・・ぁ。

「じゃ、じゃぁあの時、
俺に殴りかかったのは・・・」

「もう一人の藍羅。」

「そ、そんな事って………」
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