キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ
「風咲…愁也さんに会いに行こう。」
「ぇ?
・・・でも、急用が出来たんじゃ…」
「行こう。」
あまりにも、麻乃雲君が
真剣な表情だったから、
私は、何かあるんじゃないかと思い
渋々頷いた。
□ □ □ □ □ □
次の朝、私は着替えて
迎えに来てくれた麻乃雲君と一緒に
愁也に会いに行った。
李呂はあの後、
私達の空気を読んでくれたらしく
珍しく、大人しく帰った。
いつもなら、嫌々と駄々こねる子なのに…(笑)