キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「風咲…愁也さんに会いに行こう。」

「ぇ?
・・・でも、急用が出来たんじゃ…」

「行こう。」

あまりにも、麻乃雲君が
真剣な表情だったから、
私は、何かあるんじゃないかと思い
渋々頷いた。

□ □ □ □ □ □

次の朝、私は着替えて
迎えに来てくれた麻乃雲君と一緒に
愁也に会いに行った。

李呂はあの後、
私達の空気を読んでくれたらしく
珍しく、大人しく帰った。

いつもなら、嫌々と駄々こねる子なのに…(笑)
< 194 / 207 >

この作品をシェア

pagetop