キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ
Chapter 1.
いつもの日常
「おはよーございまーす」
「ぉおー、妃之羅ちゃんおはよう」
「今日も元気ねぇ。
気をつけていってらっしゃい」
「はい!!! 行ってきます」
いつもと変わらぬ通学路を
一人てくてく と歩いて、今日もまた
近所やすれ違った周りの人に笑顔挨拶をする。
そして、学校の正門まで来れば…
《きゃぁーーー////》
《ぉおー、来たぁああ////》
という、大勢の女の子と
男の子からの大きな叫び声。
それと同時に私の前に道をあけてくれる。