キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ
「えっ?」という表情をしていながらも
渋々ついていく麻乃雲君。
「では、姫様…行きましょうか」
「・・・えぇ。」
大きな入口を通り、中へと進む。
入口から中へと足を進めれば、
誰もが一度は目にする
赤絨毯が室内全体的に敷かれ、
また、それは大きな階段にも敷かれている。
横幅大体6mってところかな?
そして踊り場の中央には大きな振り子時計。
踊り場から左右ふた手に階段が別れている。
どっちから登ろうが
結局は二階に行くことが出来るのだけれど。
そして私が向かう場所は…
3階の中央道の一番奥の部屋。