キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「どれになさいますか?」

「・・・私はどれでも構わないわ」

そして、蘭々が2年ぶりに
私に選んでくれたもの受け取った。

─────数分後

「凄くお似合いです、姫様」

「・・・ありがと……」

両手を合わせて、
いかにも自分の事のように
嬉しそうに微笑む蘭々。

「少し大きめのサイズを
大きくなった時の為に
用意しておいて正解でした。

これがピッタリサイズなので
また少し大きめのサイズを頼んでおきますね」

楽しそうな蘭々。
今でも大好きな、その笑顔。

私の小さな癒し…。
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