キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




大きな鏡の前に立つ。

昔はいつも、そうだった。

毎日が違うドレスにヘアスタイル。

いかにも、お姫様…って生活だった。

女の子は誰もが一度は憧れるそんな生活。
でも、私は、
そんな生活がうんざりだった。



生活する分には十分すぎる幸せ。

それと引き換えに、私には

たった一度しかない

私の人生を親に渡さなくてはならない・・・

決められた人生。
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