キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「ところで、何?
彼氏様とイチャイチャしてて遅くなった訳?
もぉー、そーゆーのは勝手だけど
あんまり周りに公表しないようにね?」

「そんなんじゃ、ないですょー。
第一、私は彼氏なんていませんから!」

「またまたぁー、
始まった妃之羅の意地っ張り」

「本当の事ですってばぁ~」

「ぁーはいはい分かった分かった」

なんて、呑気にケロッと済ませる岡野さん。
人一倍大きなその元気さが羨ましい。
少しは分けて欲しいくらいだ(笑)

私が一人そんなことを思っていたら
すぐに、撮影のスタジオに到着した。
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