キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ

思い出す罪悪感





「よし。良いですよ」

楽屋で、今日の撮影の衣装に着替えて
メイクさんから、『終わりましたよ』と
にっこり笑顔で言われた。

「ありがとうございます」

そうお礼を言った時だった。

─────ダダダダダ…

「ひ~のたぁーん!」

とても大きな足音をたてながら
ガバッと私は背後から抱きつかれる。

「もぉ~、会いたかったよー。
昨日今日と二日連続1日撮影だったから
学園行けなかったから
李呂、ひのたんに会えなくて寂しかった」

「わ……分かった。分かったから離して、
ぐ・・・ぐるしい…です」

「ぁ! ごめんごめん」

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