キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ
「ひーのたん?おーーーい!!!」
「ぇ。あ……何?」
「どしたの?ボーッとして。
パスタ冷めちゃうよ?」
「そーだね!!! いただきます!」
そして、パスタを口に運び食べた。
・・・しない。
「ちょっとちょーだい!!!ん~、美味し~い♪」
そう言って李呂は私のパスタを頬張る。
どうして?
・・・味なんてしない。
大好きなパスタのペペロンチーノなのに
砂の味みたいで、味がしなかった。