キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




そして、裏通りに
集団のような不良の集まりがあった。
未成年なのに、堂々と煙草を吸う。

それを見た妃之羅は・・・

「おい。お前ら此処で何をやってる」

とても低い声だった。
普段の明るい妃之羅とは
別人のような態度で
相手を威嚇するようにも聞こえた。

それを聴いた不良達は
一斉に妃之羅へと視線を移した。

「ぁ゛あ゛!? お前、誰だよ」

「お前らに名乗る名などない。」

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