キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「そんな!全然、私は構いませんよ。
あ。せっかくなので、
あの人の部屋行っても良いですか?」

「もちろんですよ!
妃之羅様なら坊っちゃんも、
さぞ喜ばれる事でしょうし……」

そして、『あとでお茶をお持ちしますね』
と言われて、私はあの人の部屋へ向かった。

──────ガチャ…………

扉を開いたら、すぐに目に入る大きな部屋。
部屋全体の家具は、
全てモノクロに統一されている。
大きな窓張りで、そこから見える
夕焼けが美しかった。
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