キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ





でも、昨日みたく
もし味がしなかったら……と思うと
飲むのに少し戸惑ってしまう。

「いただきます」

そして、紅茶を少し啜った時に
とても懐かしく……温かい思い出の味がした。

「美味しい。
昔と変わらない美味しさですね!」

自然と笑みがこぼれた。

「それは、良かったです。
ぁ。どーせなら、妃之羅様……
お夕食召し上がって行って下さい!」

「え?」

あまりにも、急に言われて
少しビックリした。
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