キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「そろそろ私行きますね。
イロイロとお世話になりました。
ありがとうございます♪」

そう言って私は走って如月家を出ていった。

泣かない。
此処では泣かない。
泣かないじゃなくて、泣けないんだ。
泣いていいのは…………あの人の……
愁也の前だけだよ………………!

そして、私は一人
真夜中の夜道を駆け出していった。

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