キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「ごめんね。
“私”がお参りなんかに来て。せめて、
愁也の命日ぐらいお参りしたかったの。
分かってる。私なんかが、
愁也のお墓参りに来る資格もなければ
名前を呼ぶ資格もないって…………。
ごめんなさい」

ごめんなさい。ごめんなさい。
そう言いながらつつも手を合わせ
その場にしゃがみこんだ。

いつの間にか、私の頬には
温かいものが伝っていた。
次第にどんどんそれが、溢れ出てきて…。

「それでも…せめてまだ、貴方の………………」

─────ピカッ

「誰だ!?」
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