キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




真っ暗の中にいた私を照らす
とても、小さな灯り。

あまりにも眩しすぎて、
とっさに目を右手で覆ってしまった!

「ぁれ・・・妃之羅、ちゃん?」

「え?」

突然名前を呼ばれた事にビックリして、
口をポカンと開けてしまった。

「翔・・・お父様?」

「やっぱり妃之羅ちゃんか!」

そこにいたのは、
さっき家に訪れた時、外出していた
紛れもなく愁也のお父様の如月翔様だった。
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