キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「なにを今更。
全然構わないよ!むしろ、未だに
私の事を“お父様”って、
言ってくれる事が嬉しくてね」

そう言いながらニコッと笑う翔お父様。

「で…でも、私は……愁也を・・・」

「あれは、君が悪いんじゃないよ。
ただの事故だったんだ。
君のせいなんかじゃないよ妃之羅ちゃん」

「でも……!」

一度治まった涙が、再び溢れ出して来た。
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