キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




ま。俺が気にする事でもないか。
そう一人で適当な事を考えていたら
気づいた頃には、如月翔社長はいなくなってて
墓にいるのは、風咲だけだった。

そして、一歩ずつ近付いていく。

「帰らなくて良いのか?」

「え?」

ふと、風咲の、視線は俺に向けられた。

「麻乃雲君?」

「ん?」

「いつから、そこに?」

「さっきから」
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