キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ
「無理だよ。私に誰かと付き合うなんて…」
「だったら、振り向かせるまでだよ!」
そう俺が笑いかけたとき、
ようやく、風咲も、笑ってくれた。
「ふふっ。どーかなぁー・・・。
私ね。本当に大好きな人しか
想うことができないの。それが、
例えこの世には、もういなくても……ね?」
「じゃあ、その大好きな人が
俺になるように頑張ろうかな(笑)」
そう言いながら俺は
愁也さんの墓の前で手を合わせ拝む。