キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「で?結局昨日どーしたの?」

「ぁあ!ちょっと近くのコンビニまで
行ってただけだよ」

「でも、私安静にしてないと
駄目って行ったでしょ?それに
欲しいものあるなら言って、とも言ったし」

「ごめんごめん、迷惑かけられないと思って」

そう、李呂は私の本当の家庭、
つまり愁也の事や、如月財閥との関係の事
すべてにおいて知らないから
昨日の墓参りだなんて、
とてもじゃないけど言えないよ。
< 81 / 207 >

この作品をシェア

pagetop