キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




そう言われて少しずつ頭を上げた。

「昔はまだ、こんなに小さかったのに
いつの間に大人になったんだか・・・
綺麗になったね、妃之羅ちゃん。」

「そんな!私なんか、全然…。」

「そんなことないよ。
もし愁也がいたら惚れ直すだろうにね」

「クスッ…………それ、全く同じことを
井上さんからも言われました。」

「そっか。なら行こうか」

そう言われ私は頷いた。
翔お父様にエスコートされながら会場に入る。
会場内は当たり前かもしれないが
会場内にいるたくさんの方々は
さすがと言っても良いような
キラキラしていて、みんな素敵だった。
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