キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ
「風咲・・・ちょっと良いかな?」
「ん?・・・うん」
それから私達は会場から出たすぐ右側にある
ホテルのバルコニーに来た。
少し風が吹いていて、肌寒い。
そりゃードレスの上からケープも何も
来てないからね。仕方ないか(笑)
そんなことより、
こんな場所に来てどーしたのかな?
「何?」
─────ふぁさっ
え?
「寒いでしょ?」
そう言って自分のスーツのジャケットを脱いで私の肩にかけてくられた。
「・・・ありがとう。」