1. 君色-the great blue yonder-
色々と小さな悩み事はあった。
それでも菜緒の日々は充実してたし其れなりに楽しんでいた。
気付けば自然と沙希といたし、俊とは先生に怒られつつも授業中話まくっていた。
『菜緒―!次、自習だって。』
沙希が嬉しそうに言う。
「自習かぁ・・・」
『サボろ?』
「うん・・・って、え゛?!」
いきなりの沙希の言葉に吃驚・・・
「今、何て・・・?」
時たま超鈍くなる菜緒を呆れた顔で見つめて来た。
『サボる?あ゛―じれったいっ!行くの?行かないの?』
苛々した声で沙希が聞く。
そりゃサボりたくないって言ったら嘘になる。
嘘になるんだけど・・・
サボりなんて今まで一度もしたことがない。
でも、
『もおっ!先行くからねっ!』
そう言う沙希もほっとけない。
「沙希ちょっと待っ・・・『神崎さん。ちょっと良いかしら?』
いきなり三人組に話しかけられた。
「え?あ、でも沙希・・・」
戸惑いつつも菜緒はこの3人組をじっくり観察していた。
何所から如何見てもヤバそうな雰囲気の人達。
でもこの3人、超がつくほどの美人・・・
何で菜緒に用があるんだろ?
惚けるか。
「え・・・?菜緒・・・?」
バカにしか聞こえない・・・な。
情けない。
『このクラスには一人しか神崎居ないんですけどー』
右端の子が言う。
『神崎さんって見た目からして天然だしねー』
今度は左端の子が言う。
天然・・・か。
『こらこらぁ。美紀も咲も失礼でしょう。』
今度は真ん中の子。
どうやらリーダー的存在っぽい。
ってか、何かこの三人にすっごく振り回されそう・・・な気がする。
おまけに同い年かさえも分からないので一応敬語。
「えっと・・・どうしたのですか?」
『あらあら、タメ語で良いわよ。私、山中志穂です。それと、近藤美紀と荒岡咲。私だけ何かタメ語駄目なの。だからって遠慮しないで・・・ね?』
ん゛―
どうやら悪い人達じゃなさそう・・・?
「沙希、ちょっと先行ってて。後で追いつくから!」
菜緒は遠ざかる沙希の背中に向かって叫んだ。
そしてそのまま3人に付いていった・・・
それでも菜緒の日々は充実してたし其れなりに楽しんでいた。
気付けば自然と沙希といたし、俊とは先生に怒られつつも授業中話まくっていた。
『菜緒―!次、自習だって。』
沙希が嬉しそうに言う。
「自習かぁ・・・」
『サボろ?』
「うん・・・って、え゛?!」
いきなりの沙希の言葉に吃驚・・・
「今、何て・・・?」
時たま超鈍くなる菜緒を呆れた顔で見つめて来た。
『サボる?あ゛―じれったいっ!行くの?行かないの?』
苛々した声で沙希が聞く。
そりゃサボりたくないって言ったら嘘になる。
嘘になるんだけど・・・
サボりなんて今まで一度もしたことがない。
でも、
『もおっ!先行くからねっ!』
そう言う沙希もほっとけない。
「沙希ちょっと待っ・・・『神崎さん。ちょっと良いかしら?』
いきなり三人組に話しかけられた。
「え?あ、でも沙希・・・」
戸惑いつつも菜緒はこの3人組をじっくり観察していた。
何所から如何見てもヤバそうな雰囲気の人達。
でもこの3人、超がつくほどの美人・・・
何で菜緒に用があるんだろ?
惚けるか。
「え・・・?菜緒・・・?」
バカにしか聞こえない・・・な。
情けない。
『このクラスには一人しか神崎居ないんですけどー』
右端の子が言う。
『神崎さんって見た目からして天然だしねー』
今度は左端の子が言う。
天然・・・か。
『こらこらぁ。美紀も咲も失礼でしょう。』
今度は真ん中の子。
どうやらリーダー的存在っぽい。
ってか、何かこの三人にすっごく振り回されそう・・・な気がする。
おまけに同い年かさえも分からないので一応敬語。
「えっと・・・どうしたのですか?」
『あらあら、タメ語で良いわよ。私、山中志穂です。それと、近藤美紀と荒岡咲。私だけ何かタメ語駄目なの。だからって遠慮しないで・・・ね?』
ん゛―
どうやら悪い人達じゃなさそう・・・?
「沙希、ちょっと先行ってて。後で追いつくから!」
菜緒は遠ざかる沙希の背中に向かって叫んだ。
そしてそのまま3人に付いていった・・・