1. 君色-the great blue yonder-
咲には蹴られ、美紀には殴られた。
『咲ぃ、美紀ぃ。そんな目立つトコは止めといたらぁ??』
そう言う志穂が、菜緒には一番怖かった・・・
『いいか、お前?』
菜緒の髪を引っ張って、自分の顔に近づけながら咲は言う。
『志穂さんは西川君狙い。それぐらい見て気付け。』
『でぇ、話すの厳禁ッ!呼び捨て何かしたら・・・まじぶっ殺すよ。』
美紀はニッコリ笑って言う・・・
「話す・・・のぐらぃ・・・ぃぃ・・・じゃん・・・」
菜緒も負けずに言う。
負けない、負けらんないよ・・・
『駄ぁ目っつったら、駄目。いい?』
気持ちとは裏腹に、甘い声で志穂が言う・・・
「全然・・・良くない、よ。」
こんな時に菜緒の負けず嫌いの性格が突っ張る。
そんな事、言わない方がいい・・・
それくらい分かってるのに、口が勝手に動く。
『ハッ?!てめぇ、いい加減にしろよ!』
凄味のある声で咲が叫ぶけど、
「いい加減にしろはどっちさ・・・」
菜緒の口は止まらない。
『咲ぃ、美紀ぃ。そんな目立つトコは止めといたらぁ??』
そう言う志穂が、菜緒には一番怖かった・・・
『いいか、お前?』
菜緒の髪を引っ張って、自分の顔に近づけながら咲は言う。
『志穂さんは西川君狙い。それぐらい見て気付け。』
『でぇ、話すの厳禁ッ!呼び捨て何かしたら・・・まじぶっ殺すよ。』
美紀はニッコリ笑って言う・・・
「話す・・・のぐらぃ・・・ぃぃ・・・じゃん・・・」
菜緒も負けずに言う。
負けない、負けらんないよ・・・
『駄ぁ目っつったら、駄目。いい?』
気持ちとは裏腹に、甘い声で志穂が言う・・・
「全然・・・良くない、よ。」
こんな時に菜緒の負けず嫌いの性格が突っ張る。
そんな事、言わない方がいい・・・
それくらい分かってるのに、口が勝手に動く。
『ハッ?!てめぇ、いい加減にしろよ!』
凄味のある声で咲が叫ぶけど、
「いい加減にしろはどっちさ・・・」
菜緒の口は止まらない。