1. 君色-the great blue yonder-
もろ見た通り。

髪はボサボサ、

征服は乱れ、

口には食パン・・・

【遅刻する少女】

そして唯必死に足掻いて走って行く。

そんな奈緒に声がかかる。

『菜緒―!!』

「何!?」

イら着きながら急いで振り向いたら・・・

見事にズッこけた。

イデデ・・・

『お前ドジすぎ・・・』

誰かが隣で笑ってる。

この声は、

「俊!?」

ゲぇ・・・

恥ずかし。

『ほら、』

いきなり目の前に手が伸びてくる。

は・・・?

何この手?

訳分からない、って感じで俊を見つめてたら、

『ハァ・・・遅刻、するだろ?』

聞こえてきたのは呆れた俊の声・・・

「遅刻・・・あ゛ぁ゛!!そうだった!!」

今度は二人で猛スピードで走り始めた・・・
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