初恋恋愛記
ガシッと腕を捕まえられてしまって、
逃げられなくなってしまった。
「どおして僕じゃだめなんですかっ!」
「ど、どおしてって言われても…」
ほどこうとしても男の子の力には勝てなくて、むしろだんだんと力は強くなっていった。
「っ‼い、痛いです!離して下さいっ‼」
って言っても聞いてくれなくて、
とうとう
「力ずくでも僕の物にしてやる。」って言い出してしまった。
ガシッと校舎からは死角になっているところまで引きずられてしまって、
壁に押し付けられてしまった。
…こ、これは非常にまずいです…。
血の気がサーッと引いて行くのがわかる。
顔がだんだんちかずいてきて、
もうだめだと思って目を閉じたその時__。