水色のストーリー
人数が減った分、
俺はタメのテニス部女子とも
しゃべるようになった。
でも、一人だけ
瞳との会話は、
今一つおかしかった。
会話が続かないのだ。
クラスも住んでた環境も違うから、
かもしれない。
部長からは、
『声かけてみてね』
と、言われたものの……
「……なぁ、瞳?」
「……?」
「……」
だめだ!
畜生!
ネタがねぇ!!
傍からみてると、
この光景が面白いようで、
何人からも俺は冷やかされた。