水色のストーリー



この1年生のうちに、
絶対新しい彼女を作りたい!



そんな事をうちに秘め、
俺は毎日学校に登校している。



家の洗面所の鏡を朝に陣取り、
鏡でヘアワックスを付ける。

あまり付けすぎると引かれるし、
ゴタゴタになるので、適度にな。



次に香水……
今日は何にしようかと、悩む所だ。

今流行のやつを付けると、
なんだか個人的にインパクトに欠けるし
……女物は気が引ける。

だから、
地味に人気な香水を俺はつけていた。



最後はピアス……
あー、
どれにすっかなぁ……



「彰! まだなの!?」

「あー、
もうちょいだから母さん待ってて!」



俺の朝は、いつもこんなんだ。



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