俺様社長は左手で愛を囁く
6.複雑なパズル
秀明を拒んでる冬美を見たんだ。
・・・
秀明は、
冬美の好きなあの先輩じゃないと、
きっとわかってるはず。
それを目撃したのに、
もしかしたら、
冬美にふさわしいのは、
秀明じゃないのかと、
どこかで思う自分がいた。
・・・
冬美をこの手で幸せにしてやりたい。
亡き人のことを思い続ける彼女の、
支えになってやりたいと、
心から願った。
今もその気持ちに寸分の狂いもない。
・・・
だが、
体は、自分の意志に反し、
秀明と冬美に背を向け、
その場から立ち去る自分がいた。
・・・
・・・
秀明は、
冬美の好きなあの先輩じゃないと、
きっとわかってるはず。
それを目撃したのに、
もしかしたら、
冬美にふさわしいのは、
秀明じゃないのかと、
どこかで思う自分がいた。
・・・
冬美をこの手で幸せにしてやりたい。
亡き人のことを思い続ける彼女の、
支えになってやりたいと、
心から願った。
今もその気持ちに寸分の狂いもない。
・・・
だが、
体は、自分の意志に反し、
秀明と冬美に背を向け、
その場から立ち去る自分がいた。
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