俺様社長は左手で愛を囁く
私の話をすべて聞いた美香は、
深い溜息をつく。
「冬美ったら、どうしようもないわね」
「・・・」
「好きならちゃんと言わなきゃ。
言わなきゃ何も伝わらない・・・
社長も社長よ。
きっとまだ冬美の事好きなくせに・・・
すべてを諦めてる感じね?」
「・・・え?」
涙を拭きながら、
美香の顔を見つめた。
「だってそうでしょ?
嫌いなら、さっさと追い出すだろうし、
看病なんてありえないと思う。
その、園田先輩にそっくりな男に、
一度会わせて」
「…それは無理でしょ」
「無理じゃないわ!
その人と、園田先輩を一緒にしないの!
顔が似てるだけじゃない・・・
中身は全くの別人よ?
携帯貸して。それと名刺も」
深い溜息をつく。
「冬美ったら、どうしようもないわね」
「・・・」
「好きならちゃんと言わなきゃ。
言わなきゃ何も伝わらない・・・
社長も社長よ。
きっとまだ冬美の事好きなくせに・・・
すべてを諦めてる感じね?」
「・・・え?」
涙を拭きながら、
美香の顔を見つめた。
「だってそうでしょ?
嫌いなら、さっさと追い出すだろうし、
看病なんてありえないと思う。
その、園田先輩にそっくりな男に、
一度会わせて」
「…それは無理でしょ」
「無理じゃないわ!
その人と、園田先輩を一緒にしないの!
顔が似てるだけじゃない・・・
中身は全くの別人よ?
携帯貸して。それと名刺も」