俺様社長は左手で愛を囁く
7.埋まらないピース
・・・
今にも始まってしまいそうな喧嘩。
二人の間に板挟みになった私は、
秀明を止めに入った。
・・・
「いいんです。お願いだから、
何も言わないで」
「いい事なんて何もない。
冬美さんは、自分の気持ちを言うべきだ」
・・
私をまっすぐに見つめ、
言う秀明。
…チラッと、
翔の顔を見た。
…言えない。
いざ、面と向かうと、
自分の気持ちを伝えるのが怖い。
・・・
「・・冬美」
翔が、小さな声で、
でも優しさいっぱいの声で、
私の名を呼んだ。
その声に、
胸がキュンとなった。
・・・
「…翔、私」
やっと翔の名を呼んだと言うのに、
今にも始まってしまいそうな喧嘩。
二人の間に板挟みになった私は、
秀明を止めに入った。
・・・
「いいんです。お願いだから、
何も言わないで」
「いい事なんて何もない。
冬美さんは、自分の気持ちを言うべきだ」
・・
私をまっすぐに見つめ、
言う秀明。
…チラッと、
翔の顔を見た。
…言えない。
いざ、面と向かうと、
自分の気持ちを伝えるのが怖い。
・・・
「・・冬美」
翔が、小さな声で、
でも優しさいっぱいの声で、
私の名を呼んだ。
その声に、
胸がキュンとなった。
・・・
「…翔、私」
やっと翔の名を呼んだと言うのに、