俺様社長は左手で愛を囁く
「そう、なのか?」


「それは、冬美が決める事だもの。

今の私にはわからないわ…

それもこれもすべて、貴方、次第なんじゃない?」


「・・・」


「本当に、冬美を愛してる?」

オレは黙って頷いた。

・・・

「冬美を幸せにするって誓える?」


「…誓う」



「・・・その言葉、信じるわよ?」

「必ず、幸せにする」

・・・

しばらくの沈黙の後、

美香は冬美の居場所を教えてくれた。

・・・

そして、

オレはオーストラリアへと、旅立つ。

・・・

彼女を、

冬美を連れ戻す為に。
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