俺様社長は左手で愛を囁く
・・・

それからさらに数日が経過し、

マイクとは、お別れの時が、

やってきてしまった。

・・・

『今日は、冬美にサヨナラを

言いに来たんだ』

そう書いたマイクは、どこか寂しげで、

でも、

最初にあったころの笑顔は、

そのままだった。

・・・

「なぜ?」

私の問いかけに、

『明日から、学校に行こうと思うんだ』

その言葉を聞いて、

なんだか嬉しくなった。


『冬美のおかげで、

前に進もうと思えるようになった。

自分の行きたい道を、全力で、

頑張ってきようと思う』


「・・・そう。

私は何もしてない。すべてを決めたのは、

マイク、貴方よ。

頑張って、ずっと応援してるから」
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