俺様社長は左手で愛を囁く
「マイ・・ク?」

そう、私の隣にいる、

マイクだった。

・・・

私の心は、不安に満ちていた。

秀明の時のように、

また勘違いされるんじゃないかと。

・・・

私の心は、ずっと翔だけを

想っているのに。

・・・

「…お願い、マイク。

彼が話していた人なの。

やっと、自分の気持ちが・・?!」

・・・

私の言葉に、

ウインクをして見せたマイク。

…一体、何を考えているのか?

・・・

翔は、私たちをまっすぐに見つめ、

今度は、去っていくのではなく、

こちらに向かってくる。

・・・
翔、

貴方は今、

何を考えているの?

不安は募る一方。
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