俺様社長は左手で愛を囁く
「そんな事は分からない。

オレの横にずっといてくれないと、

落ち着かない」

・・・

女性相手に、

こんな言葉を言うなんて、

昔のオレならありえないことだ。

甘えるようなこの言葉。

歯が浮いて言えなかったのに。

・・・

愛する女には、

いとも簡単に言えてしまう・・・

・・・

…チュ。

・・・

突然のキスに、

冬美を見つめる。

・・・

冬美は頬を染め、

はにかんだ。

・・・

その可愛らしい笑顔が、

胸の鼓動を早めた。

・・・

冬美のこの笑顔の為なら、

オレはなんだってする。

だから、いつもその笑顔でいてくれ。
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