俺様社長は左手で愛を囁く
そう願わずにはいられない。

・・・

飛行機の中。

疲れてすやすやと眠る冬美。

オレの肩に、

頭をそっと置いた。

・・・

オレはその頭を、

優しく撫でる。

それは必ず左手。

・・・

彼女が汚れないように、

純粋なままでいてほしい・・・

・・・

オレもゆっくりと目を閉じた。

・・・

目を覚ます頃には、

日本も近いだろう。

・・・

これからの彼女との生活を夢見ながら、

幸せな一時を・・・
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