俺様社長は左手で愛を囁く
「社長、早乙女さんを連れてきました」

「そうか、通して」

・・・

綾野さんは、社長室に入るよう促す。

・・・

私はそれに従って、

中に入ると、

綾野さんは社長室のドアを

静かに閉めた。

・・・

私は翔が座ってるソファーの向かい側に。

でも、翔は自分の方に、

手招きした。

・・・

私が真横に立つと、

「ここに座って?」

と指をさす。

・・・エ?!

そんなところに座れと?

真っ赤な顔で躊躇した私。

だって・・・

そこは、翔の膝の上。

冗談きついって。

・・・が。

そんな私にはお構いなしに、

自分の膝の上に私を座らせた。
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